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少子高齢化による労働者人口の減少に伴い、外国人を雇用する企業や飲食店が増えてきています。

 

外国人を雇用することにより、若い人材を確保できるメリットがありますが、雇用する際は気をつけるべきポイントもあります。

 

そこで今回は、外国人を雇用するメリットや雇用時に気をつけるべきポイントについてご紹介します。

 

外国人雇用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

外国人雇用のニーズは高まっている

 

近年、外国人を雇用する企業が増え、コンビニや飲食店などで働く外国人を見かけることも多いと思います。

 

令和元年の10月に厚生労働省が発表した「外国人雇用状況」の届出状況によると、外国人を雇用する事業所数は、242,608ヶ所あり、外国人労働者数は1,658,804人を突破しました。

 

この数は届出を義務化して以降、どちらも過去最高を更新しており、外国人雇用のニーズが年々高まっていることが分かります。

 

特に、日本を訪れる外国人観光客のインバウンド需要の増加に伴い、その際の外国人観光客に対応するために外国人を雇用する企業が増えてきています。

 

さらに、高度外国人材や留学生、技能実習生の受け入れを政府が推進しているため、今後も外国人労働者が増加し、日本の産業を支える重要な人材となるでしょう。

 

参照URL:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ 厚生労働省

 

外国人を雇用する4つのメリット

 

外国人を雇用するメリットは、人手不足を解消できるだけでなく、さまざまなメリットがあります。ここからは、外国人を雇用する4つのメリットについて紹介します。

若くて優秀な人材の確保

 

外国人を雇用する最大のメリットは、若くて優秀な人材を確保できることです。

 

日本では少子高齢化の影響により、若い人材力の確保することが難しい現状です。

 

しかし、東南アジア諸国は日本よりも賃金が低いため、若者は日本の高い賃金に魅力を感じて働きにくる人が多くいます。中には、優秀な若者もいるため、日本では採用できないような人材を採用できる可能性が高いことがメリットです。

職場環境の活性化

 

外国人を雇用することによって職場環境が活性化することもメリットのひとつです。

 

外国人の労働者の中には、日本語にまだ慣れておらずカタコトでしか話せないことも多いです。業務内容を伝えるときは分かりやすいように説明することが求められ、自然と従業員同士のコミニケーションが増えていきます。

 

コミュニケーションが増えることによって、職場環境が活性化し、従業員同士の仲が良くなり早期離職の防止にもつながるでしょう。

グローバル化に対応できる

 

外国人の中には母国語や日本語だけでなく、英語を話せる方も珍しくありません。そのため、外国人を接客できるだけでなく、母国語や英語でのポップやメニューを作成など、さまざまな場面で活躍が期待できます。

 

また、会社の海外進出を考えている企業であれば、進出先の外国人を雇用することにより、現地でのサポートや通訳など、海外進出の際に頼りになる人材となるでしょう。

新しいアイデアが生まれる可能性がある

 

外国人のほとんどは、日本とは異なる環境に育っているため、日本人にはないアイデアや発想を持っていることも多いです。異なる考え方や発想が出ることによって、新たなアイデアを生み出すきっかけにもなります。

外国人を雇用する際に気をつけるべきポイント

 

外国人を雇用するメリットはたくさんありますが、外国人雇用ならではの注意点もあります。

 

最後に、外国人を雇用する際に気をつけるべきポイントについて紹介します。

 

互いの文化の違いを理解する

 

日本とは異なる宗教や文化であるため、新たなアイデアが生まれる可能性もある反面、文化の違いから思わぬトラブルが発生することもあります。

 

特に、日本人同士で言葉で伝える必要がない当たり前のことであっても、外国人からしたら当たり前ではないことも多いです。

 

そのため、お互いの文化の違いを理解して、日本では当たり前のことであっても、分かりやすく教えることが大切です。

就労ビザの取得に時間がかかる

 

外国人を雇用する場合、就労ビザの取得が必要です。就労ビザの取得には、申請の流れにも変わりますが、約1〜3ヶ月かかります。

 

さらに、職種や業種によっては、就労ビザを取得できない可能性もあるため、事前にチェックしておくことが必要です。

まとめ

 

今回は外国人を雇用するメリット、雇用する際の気をつけるべきポイントなどについて紹介しました。

 

外国人を雇用する際は、就労ビザや文化や宗教への理解など、国内の人材を採用時にはない気をつけるべきポイントがあります。

 

しかし、外国人を雇用することで、若くて優秀な人材の確保、職場環境の活性化、グローバル化への対応などさまざまなメリットがあります。

 

外国人の雇用を迷っていた方は、ぜひこの機会に外国人の雇用を検討してみてはいかかでしょうか。

 

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